利用規約の改定を予定しています
リスクや返金についての説明を追加します。
原則として返金いたしません。監査・セキュリティ対策および個人運営におけるリスクを考慮したもので、ご理解いただきたいと思います。
2月からAmazonのセキュリティ監査を受けていましたが、その対応にはサーバーの管理やセキュリティ、システム上のアドバイスをしていただいている、エンジニアの協力を受けています。外注(業務委託)しているわけですね。
Amazonのセキュリティ監査は、SP-APIを利用している開発者が、Amazonのデータ保護ポリシー、適正利用規約等の遵守しているかを定期的にチェックしているものです。
特にデータ保護ポリシーは、ポリシーに書いていない要求事項が監査のたびに毎回追加されています・・。
AmazonサービスAPI開発者契約
https://sellercentral.amazon.com/mws/static/agreement?locale=ja_JP
適正利用規約
https://sellercentral.amazon.com/mws/static/policy?documentType=AUP&locale=ja_JP
データ保護ポリシー
https://sellercentral.amazon.com/mws/static/policy?documentType=DPP&locale=ja_JP
第三者機関として某大手の企業が監査を担当して、アンケートやヒアリングを行い、評価の結果、Amazonから改善要求が来て、それに対応する流れとなります。
昨年もあったのですが、今回はさらに確認、要求項目が多く、厳しくなっています。個人運営としては、かなりきつい内容で、企業組織でないと難しい感じでした。(監査担当の方の話ですと個人は珍しいみたいです。)
単純にセキュリティ対策だけでなく、組織に求められるようなドキュメント・ポリシーの策定、管理体制が問われます。
それでも何とか対応できたのですが、エンジニアの方にも多大な労力を費やしていただき、報酬も払っています。当方としては想定以上の費用負担です。正直心身ともに疲れました・・。
今回の監査の要求事項は、対応できないかもしれない・・サービスを運営し続けるのは難しいかもしれない・・そう思って対応していた時に、頭に浮かんだのは、外部の協力を得て(予算を投じて)対応できるかどうか。
協力を得ても難しい場合、利用者へ返金もしなければいけません。
そう考えると
①対応が難しそうなので、もうあきらめて、サービス運営を終了して返金対応する
②対応するために予算を投じて、なんとか監査を終えることができた
③対応するために予算を投じたが、それでも対応できずに、サービス運営を終了して返金対応する
の可能性がありました。
一番最悪なのが③です。予算を投じて対応しても、うまくいかず、結果返金もしなければならなかった場合です。
それを考えると、①の選択肢も十分検討していました。
③の可能性を気にしながら、①の選択をする・・・利用者も私も一番やりきれない思いがあるのではないでしょうか。
こちらとしても赤字にならないように運営したいですが、今後セキュリティ対策やAmazonの要求事項、それに物価高による他のサービスの値上げを考えると、すべてのリスクを背負うのが難しくなってきています。
月額料金につきましては、値上げは極力したくないと考えています。その代わりに返金をしないことで、それを気にすることなく、ある程度の予算を投じてエンジニアと協力して対応にあたれますので、どうかご理解をいただきたいと思います。
その他個人運営上のリスク等についても規定することにしました。
また注文管理ツールにおける、Amazonからのレポートの自動取得や、出荷通知の自動アップロードについても、今後停止を検討しています。(停止になった場合手動でレポートを取得、出荷通知を行う必要あります)
注文データ(購入者の個人情報)を取得できるアクセス権があると、開発者に求められるセキュリティ要件が格段に厳しくなるためです。
規約の改定に猶予期間を設けます。規約の改定前であれば、複数月支払い済みの返金相談に応じます。 返金ポリシーに納得できない、リスクを許容できないという方は、1か月ずつ入金&継続してください。
改定は6月下旬か7月上旬を予定しています。
以下のような説明を規約に追加します。
リスクと返金
返金には応じられません。以下のリスクがある点をご承知おきください。
個人で運営しているため、運営者が事故や病気などで音信不通になるリスク
地震や火災など外部環境によって運営が困難になるリスク
システム上の問題で運営が困難になるリスク
Amazonの仕様変更及びAmazonの要求事項に対応できずにサービスの一部、または全部が利用できなくなるリスク
何卒よろしくお願いいたします。