落ち着き
9月のAmazon仕様変更ですが、想定していたほど混乱なく、バージョンアップに関するお問い合わせもほぼなくなりました。
8月下旬に急に使えなくなったことや、9月に入ってから段階的に切り替わっているという状況も関係ありますが、それでも問い合わせ自体は少ないです。事前のお知らせをお読みいただいたおかげだと思います。ありがとうございます。
もちろんC条件に関する設定や、使い方についての課題はあります。
価格改定の考え方は一度整理する必要がありそうです。
また要望については、なぜその機能が必要なのか考えていだきたいです。
当方が改善を検討するとき、サービスを提供する立場、出品者の立場、購入者の立場を考えます。
例えば、最安値にしない設定について細かい条件が必要だと考える出品者は多いと思うのですが、購入者からしてみれば、商品の状態を価格がまず優先されでしょう。
ここで特定の出品者の除外して3位、4位にしたところで、これは自己満足になってしまうことがあるのではないでしょうか。
この反論として、1位、2位が先に売れば、自分がいずれ1位になると考えるかもしれません。 しかし、他の競合もいるということを忘れてはいけません。 自分より安い出品者がくすぶっている間に、後続の価格の出品者がそれに対応して値下げをしてくることも考えられます。
手段が目的化することも懸念します。 出品者が機能に目的を見出してしまうケース。そうではなくて、売上を伸ばすことが大事ではないですか? そのためには、仕入れを工夫したり、他の業務プロセスにも目を向ける必要はありませんか?
提案される要望もすべてが大事なのではなくて、何が一番効果があるかを考えます。そのやり方に固執せず、代替案がないか考えます。
Aという機能がほしい。 このときBという機能ではだめですか?と問うこともあります。Bという機能でAはできない。 でもAもBも売上を伸ばすために、あるいは業務手順が簡略かする方法だとします。
前述の手段が目的化している場合、提案者がAという機能に固執してしまうことがあります。
それ以前に、困難なこと(技術的に、コスト的に、出品者だけの特有の要望、あるいは効果が見込めない、複雑すぎる等)もあります。
いろいろと意見交換は必要です。 まずは意見交換であって、やる、やらない、の議論ではない点が重要です。 そうすると「この機能が欲しい」という前に「こんなことが困っている」、「こういうことが売上や業務の改善につながる」というヒントが大事なのだと思います。
出品数が1000点あったとして、基本設定で800ぐらいは対応している。残りのうち150は既存の条件設定で対応している。残りの50の対応のために複雑な条件を考え出そうとしていませんか。 そこにこだわる前に、他の仕入れなどの業務プロセスを見直してください。