原価やA価格など・・・
入力項目についてのお問い合わせもありましたので、いくつか補足説明したいと思います。
原価、メモ、A価格、除外価格、共通設定値
こういった入力項目がAPC-Proにはあります。
共通設定値は詳細設定の「C条件」にあります。それ以外は各商品ごとにあります。
原価は、仕入れ値として入力しておけるほか、
「原価を下回る場合原価にする」「原価を下回る場合、A価格にする」といった条件指定に利用します。
メモは文字列を入力して置くことができるほか、
「メモ欄に●●が含まれている場合▲円引き」といった条件指定にも利用します。
特定の商品群のメモ欄に共通のキーワードを入力しておくと、グルーピングできて同じ条件で改定したり、検索したりできます。
A価格は原価と同じような使い方ができます。原価はあくまで仕入れ値を入力しておいて、それ以外の価格制限を加えたい場合に使います。 「A価格を超える場合・・・」といった条件指定が可能です。
除外価格は詳細データ取得時(サブスクリプションAPI利用時)に利用します。
除外価格を5円に設定し、詳細設定の「対象外」にて「除外価格以下の商品は対象外」にチェックを入れる
1位 1円 ←比較対象外
2位 1円 ←比較対象外
3位 5円 ←比較対象外
4位 100円
5位 110円
上記のような最安値の価格が異常に安くて追随したくない場合に、この設定が有効です。
最後の共通設定値ですが、これは少し分かりづらいです。 C条件によって一度計算された金額から、さらに制限設定にひっかかった場合、改定価格を訂正するのに利用します。
例)共通設定値が10となっている
①出品1円から100000円の商品にたして通常比較対象から1円引き
ただし値上がりするようなら修正前(①で計算された価格)からさらに10円引き(共通設定円引き)
C条件というのはそもそも2段構えになっています。
ある条件にヒットした商品は●円引き、その結果原価やA価格を下回ったり、定価を超えたりといった制限に触れたら、現状維持といった修正を行う仕組みです。
共通設定値はあまり活用シーンは少ないかと思います。 ツールの使い方よりもやりたいことがツールでどう設定すれば可能かと考えた方が分かりやすいかもしれません。